東洋の雰囲気が漂う・経絡リンパマッサージ。経絡リンパマッサージの歴史は古く、医療の原点とも言われます。
経絡リンパマッサージは治療を目的とした場合、国家資格が必要ですが、浸透してきた昨今、自宅でセルフケアする習慣が普及しつつあります。経絡とリンパを同時に刺激し、からだの滞りを改善!からだだけでなく、心もリセットする効果があります。
経絡は気・血(けつ)・津液(しんえき)をつかさどる
経絡リンパマッサージは、東洋と西洋の考えが融合しています。西洋はリンパ、東洋は経絡。リンパは体内に張り巡らされ、一方向に流れているのが特徴。この流れが滞ると、からだに不要な水分や老廃物が排出されず、凝りやむくみの原因になります。からだの不調としてもあらわれます。
経絡とは気・血・津液の流れをつかさどっており、全身に分布しています。東洋的な表現では‘エネルギーを通る道’。目には見えません。からだの中心、内蔵が弱ると経絡上に位置するツボが反応することもあります。
この2つの「流れ」をスムーズにすることで、からだの不調を内から緩和することができる。これが経絡リンパマッサージの特徴です。
サプリや薬など、一時的な作用以上に期待できる、人に備わった自然治癒力を高める働きもあります。この働きで、ダイエットを阻害するむくみ、セルライトを解消することも可能です。
太ももの痩身マッサージで採用される、経絡リンパマッサージ
実際の痩身エステサロンでも、この経絡マッサージを採用しているお店があります。自宅でセルフケアできる簡単な方法を紹介したいと思います。
太もものマッサージのポイントは‘鼠径リンパ節’。ここが改善されると内ももに隙間のある、美脚ラインをつくることが叶います。マッサージを重ねることでこの部分が柔らかくなり、余分な水分・毒素を排出できるように。生理痛など、婦人科系の障害も軽減する効果を見込むことができます。
- あぐらをかいた状態で両手で内ももを押し、手のひら全体でひざから脚のつけ根にさすりあげる
- 同じ姿勢、方法で、今度は両手で交互にさすりあげる
- 最後に雑巾を絞るように、両手でももを挟み、指全体でももを挟みながら上下に移動させる(左足をケアするときには、右手が上側、左手が下側へ動かすとケアしやすい)
簡単な地味なケア方法ですが、毎日続けることでセルライトを減少させることができます。特にからだが冷えやすい、冬場に念入りに行うと効果的です。