下半身、特に脚の太さにコンプレックスを感じている女性は多く、エステサロンに通う女性の悩みNO.2でもあります。また体験コースでは、お腹周りの痩身に匹敵するほどの人気です。
脚にコンプレックスを感じている女性の多くは、甘いスイーツが好きな傾向にあります。糖分は血行の流れを阻害し、冷え性を招き、結果脂肪が蓄積しやすい環境を引き起こすからです。そして座り仕事中心の場合、からだの巡りが悪く、立ち仕事中心の場合、下半身に水分が溜まりやすい‘むくみ’が生じます。
どうしてモデルの脚は、細く綺麗なの?
スタイルが良い女性、生まれつきなどの遺伝だと思われがちですが、見えない影で努力をしているのも事実です。具体的にどんな努力かというと、インナーマッスルを鍛えています。インナーマッスルとは、普通の筋肉トレーニングでは鍛えることが難しいところ。女性なら耳にしたことがあるかと思いますが、ヨガのポイントであげられる骨盤底筋もその1つです。
からだの軸にほど近い筋肉が強いため、どんなに高いヒールでも、バランスよく美しく歩けることができます。すなわち美脚とは細いだけでなく、適度な筋肉でメリハリをつければ出せる、シルエットなのです。
ゆがんでいるのは骨盤?いやいや違います。
骨盤のゆがみはいろいろな要因がありますが、骨自体が歪んでいることはまず滅多にありません。個人のライフスタイルによって、骨盤周辺を支えている筋肉に癖が生じていることが原因です。座りっぱなしの姿勢や、足を組む。このような習慣が凝りを招き、結果姿勢が悪い、猫背という見た目に現れてくるのです。
脚のシルエットに着目すると、骨盤の中央部に位置する‘梨状筋’がポイントになります。理由は、梨状筋がひざや足首といった、脚の関節のねじれを矯正する働きを担っているからです。梨状筋を鍛えれば、O脚が改善できたり、ヒップアップ効果にも作用してきます。
美脚づくりのヒントはピラティス
前項でも述べたように美脚づくりのポイントは、インナーマッスルです。ヨガやピラティスに用いられる腹式呼吸とドローインの感覚をまずマスターしましょう。youtubeでわかりやすいドローイングの動画をみつけたので、紹介したいと思います。
ご覧頂いても、少し難しいと感じた場合、トイレを我慢するときの動作をしてみてください。そのお腹をキュッと締める感覚こそがドローイン。この感覚を意識しながら、片足ずつ、前後左右に動かす動作で梨状筋だけでなく、骨盤周辺の筋肉全体を強化することができます。そして背筋をまっすく伸ばす姿勢をとることで、背骨全体にかけコア筋も鍛える効果を期待することができます。